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Profile プロフィール

中井貴惠 近影

中井 貴惠

俳優 / エッセイスト

1978年、早稲田大学在学中に東宝映画「女王蜂」(監督:市川崑)のヒロインでデビューし数々の新人賞を受賞。1983年東映映画「制覇」(監督:中島貞夫)で日本アカデミー賞助演女優賞受賞。以後、映画、テレビ、CF等で活躍。1987年結婚。アメリカ、札幌と移り住み、現在は東京在住。俳優業の他に執筆でも活躍。数々のエッセイや翻訳・抄訳作品を出版。また、エッセイやコラムなど多数。

1998年「大人と子供のための読みきかせの会」を結成。
仕掛けたっぷりの大型絵本と生の音楽をつけた独特の読みきかせは大人気を博し、幼稚園、小学校や小児病棟などで行われる公演は既に約2000回を数える。安定感のあるのびやかな声は人々を魅了し、登場人物ごとに使い分けるさまざまな声色で、子供から大人まで、聴き手をお話の世界に引き込んでいる。

2006年より、新しい表現スタイルとして中井貴惠の朗読と音楽だけによる「音語り」シリーズをスタート。人気絵本『あらしのよるに』(講談社)を、ジャズピアニスト松本峰明氏とのコラボレーションで上演し好評を博す。

2009年からは、幼いころ孫のように可愛がられた想い出のある、小津安二郎監督作品の音語り公演「小津安二郎映画を聞く」シリーズを、元小津組プロデューサー山内静夫氏と共に開始。『晩春』『秋日和』『東京物語』『お早よう』『秋刀魚の味』『麦秋』6作品の上演を展開、これまでにない朗読のスタイルとして各地で注目を集めている。

2015年6月に、ベストセラー作品であり映画の大ヒットでも話題となった、小説「あん」の原作者ドリアン助川氏とのステージ『朗読劇 あん』をスタート。2人の母校である早稲田大学大隈記念講堂公演のほか、全国各地で上演中。

2017年12月には、中井自身が作品を厳選し、ゆったりと落ち着いた空間で、大人が絵本の朗読を楽しむ公演『おとな絵本の朗読会』をスタート。表現の幅を更に広げた活動を展開している。

2018年・2019年・2021年に、アメリカの絵本『ハンナとシュガー』『メイがはじめてがっこうへいくひ』『ふたりのバナナ』(イマジネーション・プラス)を翻訳。

2021年7月から12月まで日本経済新聞(夕刊)のコラム「あすへの話題」金曜日を担当。