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2010年05月 アーカイブ

包丁ストーリー

2010年05月26日 (水)

お母さんがトロントのお姉ちゃんたちのところへ行ってきました。
大姉ちゃんが近くのアパートに引っ越しをしたので、その手伝いに行ったのですが、実はお母さんが到着するときまでにすっかり引っ越しは終わっていて、お母さんは結局食事作り係りとして過ごしたようです。
実は大姉ちゃんが4歳になったときにお母さんが誕生日のプレゼントとしてあげたのがこの包丁。


台所育児と名付けられたクッキンググッズの一つで、ちゃんと子供の手に良い大きさに出来ています。スヌーピーのマークもついていてとってもかわいい包丁なんだけど、刃もしっかりしていて、子供用とはいえ「約束」を守って使わないと手も切れてしまうような立派な包丁です。
大姉ちゃんは小さい時から料理が大好きで、お母さんがそれならば洋食ナイフなどで料理をさせるよりちゃんとした包丁の使い方を教えた方がいいかも、と思って買ったものらしいんだけど、その甲斐あって大姉ちゃんは本当にお料理が大好き、料理上手な女の子になりました。
4歳から16年にわたり使ってきた包丁が海を渡りこうやってトロントの大姉ちゃんの台所で使われていたというわけ・・・。お母さんはなんだか感激してしまったようです。
隣にあるのは今度新調した新しい大人用包丁。もう幼児包丁は卒業して大人用の牛刀を買ったのだけど、果物なんかはこちらの小さい包丁の方がむきやすかったり、なかなか手放せません。そうそう、ごらんの通りサツマイモもトロントではちゃんと手に入るんですよ。

お母さんが訪れた4月の終わりはこんな感じで桜が咲いていました。

バンクーバーの桜も綺麗だったけどトロントにもこんなに桜があるなんて!
でもこちらはやはり北国。4月といっても時々すごく寒い日もあってなんとこんな風に雹が降ってきたことも!

今回のトロントの町で見かけた一番のナイスはこの赤ちゃん!雹が降ったかと思うとカーーっと陽が照る。春の不安定な天気の中、さすが紫外線予防に余念のないトロントニアンはこんな風に赤ちゃんの目にもサングラスをしてしっかり紫外線シャットアウト!どう?!これかわゆすうううですよね。

さてさて、滞在期間10日のうちたった一日それも昼に外食にでかけただけであとはずーーっとアパートでご飯を作り続けていたお母さん。せっかくカナダはトロントまできたのですから、この一日で食べたおいしかったものを紹介しましょう!それはこれです。
オズグッドのイタリアンで食べたこのペンネ。そうペンネを頼んだらペンネがなくてこの別のショートパスタ(名前忘れた!)に変わって出てきたんだけどこれ結構おいしかったなーとお母さん。

そしてもう一つ、このイタリアンの後オンタリオ湖を望むハーバーフロントのカフェでたべたアップルパイ。
あの巨大などうやってもやっつけきれないアメリカのアップルパイよりははるかに美味なり!


そうそう、包丁ストーリーの続きですが、大姉ちゃんのこの包丁、「よく切れなくなった」と言われお母さんは東京まで持ち帰りそしてちゃんと砥石で研ぎました。
まだまだ刃もしっかりしていて、ちゃんと使えます。
この包丁を見るたびに、札幌の家の台所で大姉ちゃんと豆腐を切ったりしながらお料理をして過ごした頃のことを懐かしく思い出すお母さんなのでありました!


難産出産・・・第二弾秋日和誕生

2010年05月19日 (水)

昨年のシェークスピアに続き、お母さんを悩ますものがこの小津安二郎第二弾「秋日和」だったようです。
昨年の「晩春」に引き続き、第二弾を制作することになったのだけど、これがなかなか難しい課題で、春の間中お母さんは悩みつづけていました。
というのも、この「秋日和」は男性3人が主軸となって物語りが進んでいくもので、女性であるお母さんが男性3人を読み分けるという極めて困難な課題を制作者の山内静夫さんからいただいたというわけです。
「あーーー、できなーーい。」
「あーーーむずかしいーーー。」「ジャスーーーたすけてぇええええええ」
お母さんなんどこんなことさけんでただろう・・・。
といっても、ビールもちゃっかり飲んでたし、4月にはトロントのお姉ちゃんたちには会いに行ったし、私にはいつもと変わった様には見えなかったけどなぁ・・!

でも心に重く課題を抱えたまま、とうとう「秋日和」のお披露目が、この5月15日にやってきました。
場所は昨年の晩春に引き続き、古石場文化センター。ここは小津安二郎監督の常設展があり、小津監督の生まれ故郷深川であります。
音楽は前回同様、ジャズピアニストの松本峰明さんにお願いしました。
見てください、本番ぎりぎりまでこの二人こんな打ち合わせ・・。
本当に大丈夫???


本番は第1部が山内静夫さんとのトーク。
山内さんは今回の「秋日和」の原作者、里見弴氏のご子息であり、小津組のスタッフの一人として活躍された方。


この作品に込められた小津監督の思いや、またこの作品を朗読作品に仕立て直す際のエピソードなどが語られました。
「劇的なものは全部取り去り、泣かさないで悲しみの風格を出す。劇的な起伏を描かないで人生を感じさせる」これが小津監督がこの作品に込めた思いだったようです。でもできあがった映画には及第点はあげられないとご自分で批評しておられたとか。
本当にこんなことができたら、すごいのだけど・・とお母さん。

今回の作品はなんといっても喜劇であること。小津監督のおっしゃるように、お母さんはお客様に笑って貰ってそして泣いて貰えたら最高なんだけど・・・と言っていたけど果たしてうまくいったのかなーーー?
とにかくお母さん、無心で小津映画の世界を読んだのだそうです。

この映画にはジージ(佐田啓二)も出演していて、お母さんは「ジージのやった役を私は女だから演じることはできないけど、朗読だからこうやって男性の台詞もしゃべることができる!50年前、ジージもこの同じ台本を読んで同じ台詞を覚えて・・・なんだか不思議!」ととても嬉しそうでした。

うまくいったかどうかはわかりませんが、初演はなんとか難産の末、赤ん坊を産み落とした心境とお母さんは申しております。
これからまた機会をいただくごとに生まれた赤ちゃんを大きく、大きく、成長させていかなくちゃ・・・。
ご来場くださった皆様、本当にありがとうございました。
そしてこの難産を温かく見守ってくださった山内さん、峰明さんはじめスタッフのみなさん、心から感謝しています。ありがとう!
そしてもっともっとたくさんのところでこれを読んでいきたいと・・・・お母さんは心からそう思っているようです。

ピーターと狼

2010年05月08日 (土)

早いもので昨年の今頃は「夏の夜の夢」をN響のみなさんと上演することが決まり、初のシェークスピアの朗読の準備で大わらわだったお母さん。
あっという間に一年が過ぎさり、今年も初夏がやってきました。
去る4月29日、水戸芸術館で「小さな聞き手のためのコンサート」と題したコンサートが行われ、お母さんは木管五重奏の音楽と一緒に「ピーターと狼」を朗読しました。
これはロシアの作曲家、プロコフィエフの1936年の作品で子供向けの音楽物語です。
これはリハーサルの様子。

みなさん、木管五重奏って5つの楽器全部わかりますか?
って、お母さんどうもわからなかったらしいのですが、左からフルート、オーボエ、ファゴット、ホルン、クラリネット。
奏者のみなさんはソリストとしても名高いかたばかり。
でもとっても楽しい方々でお母さんはすっかり木管五重奏のファンになってしまったようです。
そこでもう一つクイズ。
この5つの楽器の中に一つだけ木管楽器でないものが入っています。それはなんでしょう?
フルート?そう、フルートって金色だったり銀色だったり、木管って感じではないですよね。でも、違うんです。正解はホルン。
ホルンだけが金管楽器であとは木管楽器。ホルンは金管楽器だけれど木管のような音もだせるということで、木管五重奏の時にはホルンを金管からお借りしてきて入れるのだそうです。


ファゴットは英語名ではバスーンということ。
オーボエのリードは芦という植物できていることなど、お母さんも知らないことばかりでとても勉強になったとか!
水戸にご来場くださった皆様、ありがとうございました。
そうそう、せっかくなので正装した私たちも見てください!
本番前にパチリです。

工藤さん、南方さん、岡崎さん、猶井さん、鈴木さん、ステキな演奏をありがとうございました。
またどこかで一緒にお仕事できることを楽しみにしています!